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10〜11月オープンの見逃せない新施設

「TOYOTA ARENA TOKYO」や「ドラゴンボールストア東京」、軽井沢の文化財「旧三笠ホテル」やチームラボ京都など

Karin Minamishima
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タイムアウト東京 > Things to do > 10月・11月にオープンする見逃せない新施設

街は秋の風に包まれ、お出かけにぴったりの季節が到来した。

東京では、お台場の次世代型スポーツアリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」や、開放的な商業施設「KOMAZAWA Park Quarter」など、注目の新施設が続々と誕生。

都内ではないが、アートファン待望の「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」や長野県軽井沢町の国重要文化財「旧三笠ホテル」など、少し遠くに足をのばしてみたくなるスポットも登場する。

次の休日は、気軽な街歩きや小旅行に出かけて、季節の変わり目を楽しんでみよう。

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  • ホテル
  • 押上

※2025年10月2日オープン

世界的建築家の隈研吾が外観やインテリアのデザイン監修を手がけ、「東京の新しいストリートカルチャーの拠点」をコンセプトに、押上エリアの魅力を表現したホテル「ONE@Tokyo by insomnia(ワンアットトーキョー バイ インソムニア)」がオープンした。

全142室の客室は、芸術家のアトリエをイメージしたスイートルームから、機能性を追求したミニマルデザインの客室まで、6つのタイプを用意。「東京スカイツリー」が目前にそびえるルーフトップでは、180度のパノラマビューが広がり、ここにしかない景色が楽しめる。

24時間使えるラウンジサービスとして、フリードリンクやパン、スナック、ボードゲーム類を準備。時間を気にせずくつろげるだろう。

  • Things to do
  • お台場

※2025年10月3日オープン

お台場エリアの青海に、次世代型スポーツアリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」がオープンした

プロバスケットボールチーム「アルバルク東京」のホームアリーナとして使用するほか、さまざまなスポーツ観戦やエンターテイメント興行に対応。ライブの興奮や感動を増幅させる圧倒的な面積を誇るLEDビジョンと、多彩なホスピタリティー施設・サービスを展開する。

アリーナ内には、国内初の観戦空間「JAPAN AIRLINES テラススイート」が登場。豊洲市場から仕入れた四季折々の食材をアリーナ内のキッチンで調理し、各部屋でビュッフェとコース形式で楽しみながら観戦できる「スイート」、ロッカールームからコートに向かう選手をガラス越しに見られる大迫力のラウンジ「プレーヤーズラウンジ」などを備え、プレミアムな観戦体験を実現する。

ほかにも、誰でも利用できるバスケットボールコート「adidas SPORTS PARK」や、一般利用にも開かれている「サブアリーナ」などを併設。試合やエンターテインメントを鑑賞できるだけでなく、自ら体を動かしてスポーツが楽しめる。

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  • Things to do
  • みなとみらい

※2025年10月17日オープン

横浜市のみなとみらい21地区の臨港パークに新複合施設「横浜ティンバーワーフ」がオープン。カフェや野外レクリエーション支援機能を備える。

山下泰樹が建築デザインを手がけ、木材をファサード全面に活用しトラス状に組み上げたダイナミックかつユニークな構成が特徴だ。

1階には、生ドーナツ専門店「I’m donut?(アイムドーナツ?)」とアナザーブランドのベーカリーカフェ「dacō(ダコー)」が入居。2階には、完全予約制のレストラン「CRAZY GRANDE MAISON」が登場。ワンランク上の料理が提供できるウェディングサービスを併設する。

2026年1月には、ランニングやウォーキングなどの野外アクティビティを楽しむゲスト向けに、ロッカーと更衣室を設ける。

開業記念として、10月17日〜19日に野外シネマイベントが開催される。建築家の山下泰樹のほか、アーティストのクリスタル・ケイやブックディレクターの幅允孝、平子良太など同施設に携わるクリエーターらが映画をセレクト。会場内では映画とともに味わえるフードやドリンクも販売する。

  • Things to do
  • 表参道

※2025年11月1日オープン

表参道に世界的にも珍しい超大型犬専門カフェ「犬席屋」がオープン。アイリッシュウルフハウンドやレオンベルガー、バーニーズマウンテンドッグなど、普段なかなか出合えない18匹の超大型犬たちと触れ合える。

1階は、バリスタの日本チャンピオン監修のこだわりカフェ。大型犬の中でも比較的小さめな、サモエドやボーダーコリーがゲストを出迎える。そのため、大型犬にまだ慣れていない人も足を踏み入れやすいだろう。

また、18匹の大型犬たちがデザインされたアクリルキーホルダーや、オリジナルTシャツなど、同店のオリジナルグッズを用意。コーヒーを楽しみながら、ゆっくり過ごせる。

2階は、大型犬とプライベート空間で触れ合える個室フロア。どの犬と相席できるかは当日のお楽しみだ。数分間の相席タイムを楽しんだ後は、フリースペースでその時間にいるさまざまな大型犬たちを愛でよう。

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  • Things to do
  • 駒沢大学

※2025年11月11日オープン

東急田園都市線の駒沢大学駅から徒歩1分の場所に、商業施設「KOMAZAWA Park Quarter」がオープン。アウトモール形式を採用し、パークサイドのような開放的な雰囲気で、都会の喧騒(けんそう)から離れられる新しい街づくりの拠点を目指す。

施設には、生活に寄り添う17のテナントが集結。握りたてを最速で届ける寿司屋の「Aburi TORA」、本場のナポリピッツァが楽しめる「ピッツェリア トニーノ」、皮から作る餃子が自慢の「本格餃子 包

(TSUTSUMU)」など個性的な飲食店や人気ブランドが並び、訪れる人々の毎日を豊かに彩る。

ほかにも、都市と自然が調和するサステナブルな空間として、ドッグフレンドリーや、ビオトープとコンポストなどの特徴を備える。

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東京都外

  • Things to do
  • Ibaraki

※2025年11月29日オープン

茨城県那珂市に、日本初の泊まれる植物園「THE BOTANICAL RESORT 林音(リンネ)」がオープン。自然と調和したグランピング施設やコテージ、サウナや温浴施設、茨城県産食材を使ったレストランなど、多彩な施設が揃う。

客室はグランピング27棟とコテージ18棟の全45棟で、1棟当たり4人程度が宿泊できる。植物園内の樹木に囲まれた空間は、室内でも自然と一体化した時間を提供する。

露天温泉やハーバルサウナ、読書コーナーなどくつろげるスポットが充実し、日帰りでも楽しめる。地元食材のバーベキューや洋食レストラン、熱帯植物のバニラをテーマにしたスイーツやドリンクを提供するカフェも点在し、園内の「熱帯植物園」を鑑賞した後の一休みにもぴったりだ。

アクティビティも多彩で、木の柱やワイヤー、橋を使ったフィールドアスレチック、「じゃぶじゃぶ池」、ドッグランなどを備える。自然素材を使ったアート作りのワークショップもあり、インドア派でも充実した時間が過ごせる。

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  • トラベル

※2025年10月1日オープン

長野県軽井沢町の国重要文化財「旧三笠ホテル」が、約5年半にわたる保存修理工事を終え、リニューアルオープンした。同ホテルは、1906年に実業家の山本直良が「三笠ホテル」として創業。犬養毅や大隈重信、与謝野鉄幹・晶子夫妻なども宿泊したことで知られ、知識人の交流拠点となっていた。

館内にはガス灯によるシャンデリアや英国製カーペットといった、当時最高級だった設備がそのまま残されている。

また、新たにカフェスペースやミュージアムショップが併設。かつての客室を改装した貸室は、会議や撮影など多目的に利用できる。宿泊はできないが、訪れれば文明開化の息吹を感じられるだろう。

  • アート

※2025年10月7日オープン

京都市が進める京都駅東南部エリアプロジェクトの一環として、京都市南区に没入型の常設アートミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス(teamLab★Biovortex)京都」」がオープンする。

浮遊する巨大な彫刻『Massless Amorphous Sculpture』は、空間をせっけんの泡で埋め尽くし、空間にエネルギーの秩序を生み出す。無数の光の球体が広がる『質量のない太陽と闇の太陽』は、鑑賞者が光の球体に触れようとすると、強く輝き、周辺の球体も次々と呼応していく。

そのほか、塊が地面から立ち上がり、空中に固定的に存在し続ける『Morphing Continuum』や、作品空間が鑑賞者と一体となって動き、足元には痕跡が残り続ける『Traces of Life』を展示する予定だ。

もっと新スポットを知りたいなら……

  • Things to do

2026年、東京にはまた新たなランドマークが次々と誕生する。

今年の3月に開業した「高輪ゲートウェイシティ」には、物語をテーマにした文化拠点の「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」がオープン。「有楽町ビル」「新有楽町ビル」の跡地には「YURAKUCHO PARK」が登場する。

さらに、テレビ朝日が手がける「TOKYO DREAM PARK」や「Shibuya LOVEZ」などエンターテインメント施設もオープン。「よみうりランド」内には、600匹のポケモンに出会える「ポケパーク カントー」が誕生する。

また、都内ではないが、奈良の「旧奈良監獄」を星野リゾートが監修したラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」も登場。重要文化財の近代監獄に滞在できる唯一無二のホテルだ。

2026年も、東京を中心に日本各地で新たな文化と体験が生まれる年になるだろう。

2025年10月も、東京には注目の新店が続々登場している。

銀座のTIFFANYビルにオープンした会員制ルーフトップや、南仏ニームの一つ星「Jérôme Nutile」でフランス国家最優秀職人章(M.O.F.)シェフのもと研鑽(けんさん)を積んだ宗定和輝がシェフを務めるモダンビストロノミー「Sillage」といったラグジュアリーなものから、名古屋が誇る「台湾ラーメン」の超名店「矢場味仙 東京」、『ミシュランガイド』で「ビブグルマン」に選ばれた「Fry家」の姉妹店「熟成とんかつ フライ家 有楽町」などのカジュアルな名店まで幅広い。

話題の店をチェックして、秋もお出かけを楽しんでいこう。

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  • Things to do

ふと気づくと秋の気配が漂い、心地よい夜風に誘われて家を飛び出したくなる季節。東京では、いつもよりゆったりとした夜のひとときを思う存分満喫できるイベントが目白押しだ。

本記事では、夜空の下で芝生に寝転んで楽しめる野外映画祭や、「小石川後楽園」での風情感じる期間限定の夜間ライトアップイベント、浅草の老舗和菓子店とのコラボレーションスイーツ・ドリンクを「東京タワー」の絶景を望みながら堪能できるキンモクセイ香るバーなどを紹介。

仕事終わりにふらっと立ち寄れるようなものも多いので、贅沢な夜の時間を何に使おうか迷っている人は、ぜひ気軽に覗いてみてほしい。

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