東京競馬場でしかできない5のこと――2025年秋

限定グルメやふれあい体験など競馬場の意外な楽しみ方を紹介
JRA日本中央競馬会
画像提供:JRA日本中央競馬会
Written by Time Out. In partnership with Tokyo Racecourse
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「競馬場に行ってみたいけど、なんだかハードルが高そう」、そんなふうに感じている人は多いのではないだろうか。実は、都心から約20キロ離れた緑豊かな東京都府中市に位置する「東京競馬場」は「レースを観戦する場所」だけでなく、「家族や友人と一日中楽しめるレジャー施設」にもなっている。

馬券を買ってレースを観戦するだけでなく、グルメや触れ合いイベントなど、初心者でも気軽に楽しめるコンテンツが充実しているのが、今の競馬場だ。

本記事では、ルールを知らなくても行きたくなる東京競馬場の意外な楽しみ方を5つに絞って紹介する。

また2025年11月には、普段入れない来賓室で無料の競馬ビギナー向けイベントが開催される。ぜひ申し込んで、競馬場デビューへの一歩にしてほしい。

〈応募フォーム
https://www.downtownmelody.com/_x/c2VtaW5hci10cmMyMDI1LmNvbQ/?magazine=timeouttokyo

1. GIレースの熱狂に包まれる。

競馬はやはり、その迫力を一度は肌で感じたいもの。鍛え抜かれた馬の力強い走りや、日々練習を重ねるジョッキーの美しいフォームを眺めるだけでも十分満足感が得られるだろう。

スタンドから一望できる525.9メートルの直線コースでは、壮絶な勝負が繰り広げられる。場内に響き渡る歓声と熱気を全身で味わえば、馬券を賭けなくても自然と引き込まれるはずだ。

秋は、競馬デビューにもぴったりの季節。10月から11月にかけての秋の東京競馬場では「天皇賞(秋)」や「ジャパンカップ」といった国内外の注目馬が集うGIレースが行われるので、この機会を逃す手はない。

なお、日本ダービーやジャパンカップなど、一部のGIレース開催日における東京競馬場への入場は、指定席・入場券ともにインターネットでの事前予約・購入が必須。当日、残数があれば同じくネットから購入できる。

窓口での当日現金販売はないので注意が必要だ。詳細はJRA日本中央競馬会公式ウェブサイトを確認してほしい。

2. 名物グルメは記念に頬張る。

おいしいグルメが揃うことでも有名な東京競馬場。入場料200円(以下全て税込み、15歳未満無料)を払えば、多彩な競馬場グルメが楽しめる。

まず手に入れたいのが、名物の「G1焼き」(200円)。今川焼きに似た菓子で、ひづめの形を模した生地の表面には、たてがみをなびかせた馬のイラストの焼き印が押されている。験担ぎに購入する人も多く、行列必至の人気商品だ。

フィリングは「あんこ」「クリーム」の2種に加え、季節限定のあんが楽しめる「プレミアムG1焼き」(250円)も用意。もっちりとした生地が優しい甘みのフィリングを包み、レース前のエネルギー補給としてもちょうどいい。

「フジビュースタンド」の1階にある「台湾食堂 八福」は、本格派の味わいで高い評判を得ている。おすすめは「枠色小籠包」(1,400円)。色とりどりの小籠包が8個入っており、ピンク色はエビの風味が豊かな「エビノリッチ」、赤色は花椒(ホアジャオ)がきいた「シビレマーラージャン」など、それぞれに競走馬を思わせるユニークな名前が付いている。食べる順番を考える時間も楽しめる一品だ。

3. 祝福は勝ち馬とジョッキーへ直接送る。

レースで勝った馬は、騎手を乗せたまま「ウイナーズサークル」へと向かう。栄光をつかんだ直後の姿が間近で見られる華やかな瞬間だ。

ウイナーズサークルの歴史は、もともとスタンド内で行われていた表彰式を、観客が優勝馬や関係者に近い距離で触れ合えるようにと、1983年に札幌競馬場に設けたのが始まり。ヨーロッパに倣った新しいスタイルである。

東京競馬場では、スタンド前のコースに面した場所に設置されている。「日本ダービー」や「天皇賞」といった大レースの日に、人々で埋め尽くされる光景は圧巻だ。

ここでは勝ち馬やジョッキーに近づけるので、「推し馬」や「推し騎手」を見つけるチャンスでもある。レース後にはサークルへ向かい、拍手と祝福の言葉を送ろう。

4. 実際に馬と触れ合ってみる。

東京競馬場は、ただ競走馬を眺める場所ではない。「体験乗馬」や「馬とのふれあい」といった催しに参加すれば、馬の体温や触感、背中の揺れを実際に感じ取れ、日常ではあまり味わえない記憶に残る体験ができるだろう。

そのほかにも、馬車に乗れたり、人馬一体の巧みなアトラクションホースショーが観られたりなど多彩なプログラムが用意されている。こうしたイベントは、主に土・日曜日の競馬開催日に実施され、抽選制のものもある。気になる人は、公式ウェブサイトで開催日を事前にチェックしておくのがいいだろう。

5. 大迫力のフジビュースタンドで観戦する。

実際にレースを観戦するなら、コース全体が見渡せる「フジビュースタンド」がおすすめだ。地下1階、地上9階建てのフジビュースタンドは、国内の競馬場で最大規模のスタンドで、10万人以上を収容できる東京競馬場のシンボル的存在である

45メートルも張り出した印象的な大屋根は、日差しや雨から観客席を守り、長時間滞在しても快適に過ごせるのが特徴。さらに、フジビュースタンドはゴール前のコース正面に位置しているため、大レースの舞台を間近で体感できるのも贅沢だ。競馬場全体に響き渡る歓声に包まれ、競走馬の足音や振動を間近で感じながら、臨場感あふれるレースを楽しんでほしい。

名前の通り、晴れた日には富士山が眺望できる。富士山を背景にレースが観戦できれば、なんだか縁起がよさそうだ。

【スペシャルイベント】

これから競馬を始めたい人に朗報。競馬ビギナーに向けたイベントの開催が決定した。一般の来場では入れない「メモリアルスタンド」7階の「来賓室」での実際に走る競走馬を見ながら解説が聞ける貴重な体験に、無料で招待する。

応募期間は、2025年10月1日(水)〜10月21日(火)。ぜひ応募してほしい。

〈応募フォーム
https://www.downtownmelody.com/_x/c2VtaW5hci10cmMyMDI1LmNvbQ/?magazine=timeouttokyo

詳細は、以下の通りだ。

〈開催日程〉
第1回 11月9日(日)
第2回 11月15日(土)
第3回 11月24日(月・祝日)※落語家・林家希林がスペシャルゲストとして参加

林家希林(落語家)
父は1960~70年代に活躍の大物力士、大関・清国。母は国宝犬山城12代目城主平岩親吉の末裔。幼少期から相撲に親しんだが、テレビゲームを機に競馬の魅力にはまり、今や「一番の趣味」と言い切る愛好家。モデル経験を経て、林家木久扇に憧れ弟子入り。2023年9月に真打昇進。

〈定員〉各回32人

〈会場〉東京競馬場メモリアルスタンド 7階 けやき3・4

〈参加費無料

〈注意事項
・20歳未満の人は参加不可
・子どもの同伴は不可

〈ドレスコード
会場には以下のドレスコードが定められており、守られない場合は入室を断る場合がある。

・襟付きシャツの着用(ジャケット着用の場合もTシャツ不可)
・ジーンズ、短パンなどの軽装不可
・サンダル、スニーカーは不可
・ネクタイ、ジャケットの着用は任意
※女性は男性に準ずる服装を着用

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