フレンチ パウンド ハウス 大和郷本店
Photo: Keisuke Tanigawa
Photo: Keisuke Tanigawa

東京、ショートケーキ15選

銀座、巣鴨、代々木上原、吉祥寺などで出会うイチゴスイーツの定番

広告

タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 東京、ショートケーキ15選

日本におけるケーキの定番といえば、やはりショートケーキ。海外にも「ショートケーキ」は存在するが、我々が知る、スポンジ、生クリーム、イチゴのケーキは日本独自のスタイルだ。日本人にとってなくてはならない存在のため、フランス仕込みの本格的なパティスリーでも多くの店が日本式のショートケーキを作っている。

アーモンドを練り込みキルシュを染み込ませた生地に、カスタードとバタークリームを合わせた「ムースリーヌ」を挟んだフランス式のショートケーキ「フレジエ」も魅力的だが、ここでは日本式に限定して紹介する。イチゴのシーズンである冬から春にかけてのみ販売する店も多いので、注意してほしい。

  • ショッピング
  • 淡路町

神田に店を構える老舗、近江屋洋菓子店には、素材にこだわった昔ながらの洋菓子が並ぶ。特に果物は店主が毎朝市場に出向いて仕入れているので、鮮度、質が抜群。「イチゴサンドショート」は、ホールケーキをそのまま小さくした見た目で、ケーキを独り占めしているような、贅沢な気分になれる。どっしりとした素朴な味わいのスポンジの間には、まるごとのイチゴがぎっしり挟まり、食べ応え十分。

  • 巣鴨

フレンチパウンドハウスでは2種類のショートケーキ「ブラン」と「ルージュ」が食べられる。小粒のイチゴが3つ乗った可愛らしいルックスはほぼ同じだが、味は全く異なる。「ブラン」は、スポンジにイチゴの果汁を染み込ませ、フレッシュな味わいを堪能できるシンプルを極めたもの。一方「ルージュ」は、生クリームにもイチゴの果汁を加えたメレンゲを合わせ、ほんのりピンク色。香り付けとしてイチゴの酒とキルシュを使用し、口に含むとふわっとリキュールが鼻に抜ける大人の味わいだ。

広告
  • 代々木上原

数々のコンクールで活躍してきた和泉光一がパティシエを務めるアステリスクの「ガトーフレーズ」は、へたのついたイチゴがフレッシュさを演出。スポンジは3層に分けられているが、高さがあるので、スポンジの食感をしっかり楽しむことができる。きめ細かくふんわりとしているのに、存在感があるスポンジにはハチミツを使用しており、優しい甘さに仕上がっている。