REGGAE / DUB club OPEN
誰しもが口を揃えて絶賛する東京の老舗レゲエクラブ「REGGAE / DUB club OPEN(レゲエ ダブ クラブ オープン)」。1970年代にボブ・マーリー(Bob Marley)の音楽に出合って以来、レゲエに身をささげ、自らの足でジャマイカやイギリス、アメリカなどへ出向き、生でレゲエの文化を体験してきた店主の工藤晴康が創り上げた空間は、レゲエという音楽をきちんと人々へ伝えるためにさまざまな工夫がなされている。
注目は、天井まで届くオリジナルのサウンドシステム。店主の工藤晴康がKAWAMOTO AUDIOとともに実験を重ねて制作したもので、空間の細部まで音の粒子を届け、レゲエの素晴らしさを体感できる。
店内には、ボブ・マーリー、リー・スクラッチ・ペリー(Lee "Scratch" Perry)といったレゲエアーティストたちのポスターや絵、レゲエカルチャーにまつわるアート作品などが展示されている。
また、デニス・ボーヴェル(Dennis Bovell)やマッド・プロフェッサー(Mad Professor)、サイエンティスト(Scientist)など、来日公演で日本を訪れた海外レゲエアーティストたちのサインやメッセージがバーカウンター周辺に描かれている。
イベント時は、セレクターがおのおののスタイルでレゲエを中心にプレイ。バンドのライブが行われることもある。
酒に関しては、「濃いと評判なので、酔っ払ってくれたらうれしい」と工藤は語る。おすすめは、ジョッキで提供する生ビール、オリジナルのコーヒー焼酎(それぞれ700円、以下全て税込み)、知り合いの酒蔵から取り寄せている「あさ開」をはじめとした日本酒各種(700円から)。また、「歌うバーテンダー・力武」こと、レゲエシンガーのRIKITAKEMANが作るオリジナルカクテル(800円から)も人気だ。
ここ数年は、従来の客に加えてインバウンドの客も増えている。レゲエが好きなことを共通項に、国際色豊かないい時間を過ごしてほしい。